フレッシュプリキュア「笑顔がいっぱい!みんなで幸せゲットだよ!!」

 ようやく最終回。というのが正直な感想です。
 ラスト数話は、ドラゴンボールと見紛うばかりのバトルシーンの連続で、プリキュアらしくて良かったのですが、ソレまでの展開がダラダラでダメダメでしたから・・・。
 特に、イースがせつなとして4人目のプリキュアキュアパッションになってからが、期待はずれでした。せつながイースとして犯した罪の重さに悩んだり、他の三人と友情を深めたりするのは王道でとても良いのですが、積み重ねが足りないというか、全く関係のないどうでもいい話が間に多々あったので、どうにも盛り上がりに欠けました。
 せっかく、プリキュア3人の通う学校が違っているのに、スポットが当たるのはラブの学校とその級友のみで、美希や祈里に全くと言っていいほどスポットが当たらなかったり。その3人が放課後に集まってダンスの練習をするというのに、毎回同じような練習内容でだんだん上手になっていくといったスポ魂要素がなかったり。と、結局はせつなとラブに集中しすぎて、美希と祈里の話が少なすぎたのが敗因ではないかと愚考する次第。
 スプラッシュスターでは、敵であった満と薫が最後に仲間になるという展開がありましたが、フレッシュはSS最大の山場を中盤で行ったので、その後の展開に注目していただけに残念でなりません。
 結局は、ダンスをはじめとして、色々詰め込みすぎて破綻してしまったように思います。
 メビウスの正体や、ウェスターやサウラーの最後や、最終決戦での「キュアエンジェル」など、面白かったところも多いだけに、惜しむ気持ちで一杯です。