オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー

 例によって、サービスデイを狙って観て来ました。仮面ライダー生誕40周年記念作品!
 一言で感想を表せば、竜頭蛇尾
 1号・2号・V3の声当てにオリジナルのお三方を起用してかなり力を入れているのは分かるのですが、いかんせんストーリーが付いていっていないです。と言うか、風呂敷を広げすぎて畳み切れなかった感じでした。脚本家の名前を見て、納得しましたが。この人、カブトの時も畳み切れなかった感が強かったからなぁ、劇場版(ゴッド・スピード・ラブ)のラストは震えがはしったから余計に。
 とはいえ、お話の整合性を気にしなければ、お祭り作品に相応しく、楽しめました。
 以下、ネタバレありでつらつらと。まだの方はご注意を。




 いきなりモグラ型イマジンとオーズが戦っているのに「おおっ」となったものの、特に原因も理由も明かされず拍子抜け。
 デンライナーで過去に行った事が原因で仮面ライダーの存在に影響が出てくると言うネタは、確か模型誌ホビージャパンでもやってたなぁ、と思いつつ導入部を鑑賞。あっちは確か、年を取った立花籐兵衛の記憶を元に跳んで、本郷猛がショッカーに捕まるのを防いだために仮面ライダーの存在しない世界へ分岐したんだったかな?こちらは、1号・2号が負けてショッカー最強の改造人間として存在すると前情報で聞いていたので、その辺の違いを楽しみにしていたのですが・・・、はぁぁぁ。
 歴史の改竄を修正する際、子供たちのピンチに駆けつける1号・2号に燃える。やはりヒーローはこうでなければ!
 どうやって、仮面ライダーたちを復活させるのかと思ったら、「仮面ライダーの歴史は変えられても、人々の想いは変えられなかったようですね」とオーナーの弁。またその解決法かよ、と思いつつ真っ先にシュタインズゲートでの「リーディングシュタイナーは誰でも持っている」という鳳凰院凶真の言葉が浮んでくる。いや、そうでも思わないと、冒頭でモグラ型イマジンが過去に跳べた理由が説明付かないし(笑)。
 順々に歴代仮面ライダーが登場するシーンは、ヒーローショーみたいで笑えた。相応に燃えましたし。
 翔太郎とフィリップの登場は素直に嬉しかったり。ただ、「久しぶりに行くぜ」の台詞には、数日前にレンタルで「アクセル」を観ていたので「こっちは久しぶりじゃないけどな」と心の中で返す自分。
 特異点の良太郎無しで電王にモモタロスが変身していたので、ディケイドの世界観に近い世界線の物語なのか?とか分析してしまった。
 何のために立ち上がった「キングダーク」よ!?
 でかっ!!岩石大首領、でっけぇぇっ!!
 ラスト、繫がったようで繫がっていないようなタイムパラドックス的オチ。やはり、リーディングシュタイナー?・・・そうか!鳳凰院凶真の言う「機関」とは「ショッカー」のことだったんだよっ!(w

 さてさて、スーパー戦隊35作品記念の6月公開予定の映画はどうしよう。こっちは、クウガデカレンジャーのメインライターが脚本みたいなので期待できるかな?うーむ・・・?