仮面ライダーW(ダブル)「Wの検索」

 平成ライダー10周年のディケイドの後を継いで、満を持してスタートのW、予想以上に良い感じです。
 最初、左右で半分こ(ヒロイン曰く「半分こ怪人」)になっているデザインを見た時には大丈夫か?とかなり心配でしたが、左右の色の組み合わせそれぞれに能力的な特徴があるようです。同じく左右非対称の「キカイダー」をもう少し進めた感じかな?二人で一人の仮面ライダーという謳い文句を聞いた時には「バロム1」を真っ先に連想(ガオガイガーの超竜神も)しましたが、頭脳担当の右半身は自称ハードボイルド探偵に憑依する形で変身するようです。
 仮面ライダーといえばバイクの存在も欠かせません。平成ライダーはその点重視してないものも多いようですが、今回は乗り手が左右半分に対してマシンは前後半分、しかもでっかいマシンを使って銃のリボルバーの様なシステムで後ろ半分を換装できるようです。これには驚かされました。
 敵方は、ガイアメモリーというUSBメモリーの形をしたアイテムで怪人体に変身するようです。名付けて「ドーパント」・・・違法薬物やドーピングをイメージしているのかな?麻薬常習者のような症状も出るようですし。そして、そのガイアメモリーをメモリーブレイクでWが破壊すると怪人から人間に戻り衰弱はするが死にはしない、と。探偵ものをベースにしているためか、ライダーには珍しい設定です。更に、その裏には、ガイアメモリーを売買する秘密結社っぽい一族が暗躍しているようですし、なかなか面白そうです。
 ハードボイルドになりきれないハーフボイルドな探偵&世間離れした頭脳担当、二人で一人の仮面ライダー。出だしが思った以上に好感触だった事と、メインシナリオが「ドラゴンクエストダイの大冒険」の原作や「第5期ゲゲゲの鬼太郎」のシリーズ構成を務めた三条陸さんというこもあり、かなり期待しています。